基礎知識Knowledge

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換価分割
遺産を売却した上で、その金銭を分ける方法です。現物を分割してしまうと価値が低下する場合などにはこの方法がとられます。共同相続人のうちの1人の名義で相続登記をしたことが、単に換価のための便宜のものであり...
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遺留分
一定の相続人のために、法律上必ず残しておかなければならない遺産の一定部分。これを受ける権利のある者は、被相続人の直系尊族・直系卑族および配偶者 であり、兄弟姉妹にはその権利はありません。侵害された遺留...
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遺贈
遺言によって財産を他人に与えることをいいます。遺贈する者を 遺贈者 といい、遺贈によって利益を受ける者を 受遺者 といいます。受遺者は、遺言 の効力発生の時に生存していなければなりませんので、遺言者の...
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遺産分割
相続人が複数あって、遺産が共有となっている場合に、相続人間で遺産を分配し各相続人の単独財産にすることをいいます。相続人全員で遺産分割協議をした 結果、その内容を書式にまとめたものを遺産分割協議書といい...
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遺言
人が自分の死後に効力を生ぜしめる目的で一定の方式によってなす単独の意思表示のことをいいます。法律上その内容として、認知、相続人の廃除、相続分の 指定、遺贈などが認められています。相続手続きはスケジュー...
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遺留分回復請求権
遺留分減殺の請求をしても、受贈者及び受遺者が応じない場合に、減殺請求権者がその返還を請求する権利。なお、受贈者及び受遺者は、現物返還のほか、価 額弁償して返還の義務を免れることもできる(民一〇四一)。...
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相続分
共同相続において各共同相続人が有する共同相続財産に対する分け前(民八九九~九〇五)。普通はその割合をいうが、数額を指す場合もある。被相続人自ら 又はその委託した第三者が指定したときはそれにより(指定相...
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相続の放棄
相続開始後に相続人がする相続拒否の意思表示。相続の放棄をした者は、初めから相続人とならなかったものとみなされる(民九三九)。この制度は、相続財 産が債務超過である場合に相続人が意に反して過大な債務を負...
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相続の承認
相続開始後に相続人がする相続受諾の意思表示(民九一五以下)。相続開始によって相続財産は一応当然に相続人に帰属するが、相続財産が債務超過のときな どを考慮して、相続人に相続を受諾するかどうかを選択させる...
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相続人の不存在
相続人がいないこと。相続人の存在が不明なときは、相続財産は法人とされ、相続財産管理人にその管理、清算が委ねられる。他方、相続債権者、受遺者の請 求申出期間の満了後なお不明のときは、六箇月以上の期間を定...
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